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砂を追う

 

Je vous emmène aux portes de I'Aventure... mais c'est à vous de défier le sort. - Thierry Sabine

私が冒険の扉を示す。開けるのは君だ。望むなら連れて行こう。

 

 

1 冒険の扉を見る

1-1 扉を見る

パジェロが砂漠を駆ける。

小学2年生、テレビに映る砂煙を眺めていた。彼らが何をしているのかを知るのは、ずっと後だった。

 

大学4回生、原付で鯖寿司を食べに行ったのが楽しくてバイクを買った。日照時間内に本州縦断して夕焼けの砂浜を走るSSTRと呼ばれるイベントのブログ記事に心が躍った。

バイクにもラリーがあるらしい。それはコマ図という巻物の略地図に従って走るらしい。あのパジェロがいたパリダカールラリーにもバイク部門があるのか。あの砂漠の中をコマ図で走るのか。そのパリダカを完走した人がSSTRを開催しているのか。出てみよう。

 

修士1回生、初めてのSSTRは、見よう見まねで書いた自分のコマ図で走った。

初見の300kmなど、本当に走り切れるのだろうか。でも怖がっていても誰も救ってくれない。走らなければ始まらないじゃないか。

 

鼓舞して走る。知らない日本を知る。千里浜に泣く自分がいる。ああ、冒険は、畏れの克服か。

 

ラリーって、なんだろう。

 

これは、ラリーレイドにまつわる一連の記録である。

 

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TRIAL RALLY Rd.9 中山七里 開催記

❏ 飛騨へ

山は川を生み、小川は峰を形作る。

那由多の織りなす風景は個性豊か。

心酔した川端は旅の数だけあろう。

 

我々は、近江と東濃を旅してきた。

伊吹山と琵琶湖、恵那山と木曽川。

威厳と試練の郷愁を分かち合った。

 

さあ、6年目は北へ足を伸ばそう。

山の奥深さを、飛騨川の懐広さを。

訪ねようではないか、中山七里へ。

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富士24時間レースを観戦しました

こんばんは。けーごです。

 

富士24時間レースを観戦しました。

 

モータースポーツ最高峰に、24時間レースがあります。

ルマン、ニュルブルクリンク、スパ、デイトナが有名です。丸一日かけて周回数の多さを競います。

このような耐久レースの発端は、自動車の優位性の証明にあります。自動車の優位性を示して以来、動力源の優位性、ひいてはメーカーの技術力を競うようになりました。観客は、優勝メーカーに対して、丈夫で高性能な車を生産できるイメージを持つためです。したがって、自動車の歴史は耐久レースとともにあります。

多くの自動車メーカーが存在する日本にも、富士24時間があります。100年に一度の大変革時代と叫ばれる昨今の自動車業界において、この富士24時間が持つ意味は大きいはずです。

 

対地球温暖化の具体策として、カーボンニュートラルが提唱されて久しく経ちます。化石燃料の生産・消費の一辺倒だった時代から、自動車メーカーが転換を図ろうとしています。

日本の自動車メーカーもカーボンニュートラル実現を目的に、様々な手法で開発に取り組んでいます。スーパー耐久には、その受け皿としてST-Qクラスが設けられています。

ST-Qクラスは、自動車メーカーの開発車両のみが参戦可能で、総合順位にポイントがつきません。各車はデータ取得を目標として参戦します。この富士24時間から、「S耐ワイガヤクラブ」という参戦メーカーによるワーキンググループが発足されました。今まさに、一枚岩になろうとしています。

 

日本の未来、地球の未来に向けて賢明に取り組む姿を応援するために、富士24時間を観戦しに行きました。

 

www.as-web.jp

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