#GiveMeWings

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OASIS

A challenge for those who go.
A dream for those who stay behind.
Thierry Sabine

 

 

1978年12月26日
「扉の先には危険が待っている。望むなら連れていこう」
ティエリー・サビーヌは、砂漠へ旅人を誘った。
ここはフランス・パリ、旅人は10,000km先のセネガル・ダカールを目指す。
ここはオアシスラリー、旅人は大砂漠の果てに大海原を迎える。
心に泉を湧かせた民は、パリ・ダカールラリーを志したことだろう。

 

1980年12月26日
第4回大会、ホンダは無骨なXR500Rで初優勝を遂げる。そして、そのレプリカとしてXL PARIS-DAKAR,XLV750Rが市販された。その喜びたるや、泉のよう。

 

1986年1月5日
ホンダは、精練の結晶NXR750を第8回大会に送り込む。NXRは4連覇を果たし、砂漠の女王と崇められた。女王はXRV650 Africa Twinとして現れた。オフロードバイクにあるまじきあの風貌が、流連なタンクと獰猛なNACAダクトを備えたあの風防が、現れた。その喜びたるや、海のよう。
しかし、ホンダは第11回大会後にサハラを去った。アフリカツインこそあれど、NXRはいない。いつしかアフリカツインも去り、ホンダの泉は枯れてしまった。

 

2013年1月5日
ホンダが砂漠に帰って来た。ダカールラリーは、24年前とは名前も大陸も規定も異なる。パリにもダカールにも行かないダカールラリーは、その泉を南米に湧かす。
かつて輝いたVツインはシングルへ。クロスカントリーのXRの名から、モトクロスのCRFに変わった。色も形も全く異なる。でもいいのだ。ぼくらにまた泉が湧けば。
ホンダは惜しげなく湧かせてくれた。CRF450 RALLYの死闘に何度泣いただろう。ライダーの涙を何度汲んだだろう。毎年1月は、とても平常ではいられない。それほどに大きな泉が、ぼくらの前にも現れてくれた。
 
2016年、CRF1000L Africa Twin。
2017年、純血の兄弟。
2018年、ついにぼくの前にも。



2018年4月28日

HONDA CRF250 RALLY
ADVENTURE EVERYWHERE

 


CRF250 RALLYを購入しました。コンセプトモデルに一目惚れして3年、ついに機会を得ました。これからとても楽しみです。オアシスラリーを継ぐ憧れのレプリカバイクを堪能します。

 

THE DAKAR REPLICA 週末の冒険者へ
絶景を求めに走るぼくのバイクライフは、まさに日常の冒険。
「冒険の扉を開けるのは君だ。望むなら連れて行こう」

 

嗚呼、連れて行ってくれ。ともに走ろう。

 

#ComeRideWithUs