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富士500mile

こんばんは。けーごです。

 

学会論文の執筆を終え、あとは投稿期間を待つのみになりました。一安心です。
次は北海道ツーリング(8/18-26)に向けたバイクの準備に励みます。

 

さて、鈴鹿8耐の熱も冷めない中、SUPER GT 富士500mileを観戦しました。朝焼けに家を出て、ひかりと特急ふじかわを乗り継いで富士まで向かいました。先輩に送迎していただき、サーキットに到着しました。

 

前日、友人がサイン会に参加しました。友人に、サイン会の列に並べたらジェンソン・バトン選手のサインをもらってほしいとお願いしていました。しかし、ジェンソン・バトンはF1 2009のワールドチャンピオン。世界一速いドライバーのサインなど人気に決まっています。当然友人もほしい。しかし一人で二人分のサインをもらえる保証はない。そこで、友人は公式プログラムの冊子にぼくの撮ったバトンの写真を挟み、どちらにサインするかをバトンに委ねました。
バトンはどちらにもサインしていただきました。神。家宝。世界一速い車を世界一速く走らせられた人のサインですよ。これ以上貴重なことがありますか。なんなら当時ブログでバトンがチャンピオンになったことに触れましたよ。本当に感動しました。ありがとう。



13:30-18:10 決勝
スタートしました。まずは、富士スピードウェイの名物の直線で2時間観戦しました。
フェンスに被る位置で観戦していたので、撮影を諦め観戦に集中しました。ダブルイエローフラッグの中、バトン選手がGT300クラスの車両を追い抜いてしまい、ペナルティを受けていました。いい位置でスタートしていただけに、最下位は痛かったです。

 

2時間経ち3スティント目に入ったところで、Bコーナーのヘアピンへ向かいました。アドバンコーナーと呼ばれているらしいです。富士スピードウェイは各コーナーに企業名が入っていますが、昔と今で名前が一致せず慣れませんでした。

 

LEXUS TEAM SARD / DENSO KOBELCO SARD LC500 #39
ヘイキ・コバライネン,小林可夢偉
前回のタイ戦で優勝したサードです。コバライネン選手のオンボード映像で強烈な追い抜きに度肝を抜かれました。今回はハンディの大きなレースなので堅実に完走してほしいです。

 

TEAM KUNIMITSU / RAYBRIG NSX-GT #100
山本尚貴,ジェンソン・バトン
決勝に絞ったセットアップにこだわっただけあり、ペナルティやスピンをして最後尾に二度なっても堅実にポイント圏内に上がっていたので素晴らしいレースをしていました。このレースではとにかく得点することが大切なので、がんばってほしいです。

 

TEAM IMPUL / CALSONIC IMPUL GT-R #12
佐々木大樹,ヤン・マーデンボロー
富士スピードウェイを本拠地に活動しているカルソニックは、序盤にニスモを抜いてトップを快走していました。久しぶりの優勝になりそうで期待を寄せていました。

 

LEXUS TEAM ZENT CERUMO / ZENT CERUMO LC500 #38
立川祐路,石浦宏明
前日、300km/h近い速度でブレーキホースが破断し、強烈な事故をしたセルモが復帰しました。あの速度でもハーフスピンさせてクラッシュを緩和させる判断ができるのはさすがプロドライバーでした。幸いにもModulo NSXに衝突してかなり緩和できたので左足の腫れで済んだようです。

 

Audi Team Hitotsuyama / Hitotsuyama Audi R8 LMS #21
リチャード・ライアン,富田竜一郎,篠原拓朗
Vision Gran Turismoの取り組みに、e-tronを発表・製作したアウディに、ブノワ・トレルイエ選手が来たそうです。世界耐久選手権のチャンピオンであり、SUPER GTには馴染みのあるドライバーです。友人はサインをいただき十分な会話をしたそうで、2万円のパドックパスの価値は十分に感じたそうです。

 

AUTOBACS RACING TEAM AGURI / ARTA BMW M6 GT3 #55
高木真一,ショーン・ウォーキンショー
富士スピードウェイで過去2連勝しているARTA M6、今回も序盤から首位を快走していました。やはりハイパフォーマンスカーをベースにするGT3は速いのでしょうか。細かい車両規定をもっと勉強しなければなりませんね。

 

TEAM KUNIMITSU / RAYBRIG NSX-GT #100
山本尚貴,ジェンソン・バトン
鈴鹿よりもラップタイムが短いので、頻繁に車を見ました。8耐の後なので、なおさら早く感じました。でもたくさん推しの車を見れるので楽しいです。

 

TEAM KUNIMITSU / RAYBRIG NSX-GT #100
山本尚貴,ジェンソン・バトン
レクサスコーナーへ来ました。来たときにはレイブリックはジェンソン・バトンの運転になっていました。夢中で撮りました。ペナルティこそ受けたものの、安定して上位まで戻ってくるのはさすがでした。

 

TEAM IMPUL / CALSONIC IMPUL GT-R #12
佐々木大樹,ヤン・マーデンボロー
首位を快走していましたが、終盤で失速しました。インタークーラーのマニホールドが取れていたそうです。友人の車でも経験したので、ターボ車にありがちのトラブルなのでしょうか。カルソニックを推している友人は絶望した顔で、夢を見たと言っていました。本当に気の毒です。

 

Audi Team Hitotsuyama / Hitotsuyama Audi R8 LMS #21
リチャード・ライアン,富田竜一郎,篠原拓朗
R8はアスファルトに反射するライトがよく、現像も楽しかったです。かっこいいですね。

 

GOODSMILE RACING & TeamUKYO / グッドスマイル 初音ミク AMG #0
谷口信輝,片岡龍也
0号車はマイブームなのかタイヤを2輪しか交換しないピットばかり見ました。堅実に上位に入賞しているとはいえ、正直に勝負しても厳しいことの現れでしょうか。

 

LEXUS TEAM au TOM's / au TOM'S LC500 #36
中嶋一貴,関口雄飛
ピットでリアタイヤのセンターナットが外れないトラブルを二度起こしつつもカルソニックのトラブルに助けられ首位に浮上しました。ドライバーはル・マン覇者の中嶋一貴ともあり、必要なときに必要な結果を持ち帰るので怖いですね。結局、優勝しました。

 

TEAM KUNIMITSU / RAYBRIG NSX-GT #100
山本尚貴,ジェンソン・バトン
バトン選手と山本選手ではレクサスコーナーのライン取りが異なり、面白かったです。バトンはアンダーステアを好むので、同じ舵角でブレーキを残します。なので半径が次第に小さくなるライン取りです。対して山本選手は、しっかりアウトまで振って鼻を入れてからスロットルを開けるので、メリハリのあるコーナリングをしていました。バトンのライン取りが独特なので、これでもちゃんと速いのは複合コーナーのおもしろさだと感じました。

 

Audi Team Hitotsuyama / Hitotsuyama Audi R8 LMS #21
リチャード・ライアン,富田竜一郎,篠原拓朗
今回はBRZが序盤でリタイアし、Modulo NSXが棄権したので、お気に入りのGT300はR8しかいませんでした。少し高いコントラストのときによく映えるので、雨の振りかけた天候でも満足のいく写真になりました。

 

帰りのぼくの新幹線の時刻が近いので、渋滞する前にサーキットを出発しました。結局、レイブリックは5位入賞になりました。序盤のミスを思えば十分な結果です。選手権の総合順位も2位でした。後半のコースはNSXに有利なコースなので、今後が楽しみです。

 

5位入賞を祝して、新富士駅で富士山サイダーをいただきました。甘さの控えめな味を気に入りました。また、新幹線では新富士駅の駅弁、竹取物語をいただきました。質も量もあり、背景もよく伝わるいい駅弁でした。これは何度も食べたいですね。帰宅してから、土産に買った安倍川餅をいただきました。個包装に驚きました。本当においしかったので、これから静岡の土産はこれにします。

 

今年からNSXはインタークーラーの配置を変更して、冷却よりも低重心を優先する設計になりました。なので、この富士500mileは十分な出力を得られない上に高速の耐久レースという鬼門でした。レース中にミスを起こしつつも上位に入賞できたことは安心しました。これで観戦できる近場のレースを終えてしまいました。あとは祈るだけです。がんばってほしいですね。

 

では。