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TRIAL CYCLE

❏ 手軽な冒険へ

日常には、冒険で溢れている。

知らない景色を知る。おいしいご飯を知る。日常が旅へと変わった経験も、皆さんお持ちでしょう。
こうした未知に期待して自らの足で行く旅を、冒険と呼ぶのではないでしょうか。

知らない道を走ったら知ってる景色に出会えた!知らない街を巡ったら楽しかった!
私たちが初めて手にした移動の自由は、自転車だと思います。

 

あの頃のわくわくを、また味わってみませんか。

 

❏ TRIAL CYCLE

サイクリングラリーシリーズ TRIAL CYCLE を提案します。

コマ図を用いて、自転車でゴールを目指す旅。脚で漕いだ分だけ、旅も美しくなるはず。

 

TRIAL CYCLE
目的:ラリー形式のサイクリングを通して、交通文化の発展に貢献する
目標:コマ図を用いてルートを走る
手段:トランポ前提の周遊タイプ、輪行前提の片道タイプのコマ図を配信し、参加者が任意の日に走る

 

本シリーズは、競技ではなくサイクリング支援です。本シリーズは、参加者にコマ図と呼ばれるラリー形式の地図を提供し、サイクリングルートを通して旅の楽しさを共有する趣旨で開設しています。

本シリーズは、常設イベントとして実施します。したがって、特定の開催日にイベントを設けるのではなく、任意の日に走る形式です。一人で走るのも良し。仲間内でお誘いの上走るのも良し。好きな日に、思い思いにサイクリングラリーを味わっていただきたいです。

 

 

ラリーと言っても、未舗装路を走るわけではありません。地図を使うイベントのひとつとして、ラリーを活用します。

コマ図は、Google Mapのルート案内を印刷したような地図です。地名が書かれていないところが異なります。

自転車イベント目線で言えば、ブルベのキューシートに交差点略図が載ったもの。
バイクイベント目線で言えば、舗装路限定のラリーを自転車で走るもの。

初めこそとっつきにくいですが、1つコマを走ればすぐに理解できます。なんならコマ図のほうが楽ですよ。

 

サイクリングラリーをするために必要な特別な装備はありません。スマホの固定さえできればOKです。

本格ラリー装備をするなら、マップホルダーを装着してみましょう。コマ図は印刷用・スマホ用と個別に準備しています。ラリーからサイクリングラリーに来た方、サイクリングからサイクリングラリーに来た方、ともに馴染みのある形態でお楽しみください。

 

コマ図は、下記フォームに回答して届く自動返信メール文中のクラウドURLからダウンロードできます。エントリーは無料です。

 

 

 

❏ 展開計画

TRIAL CYCLEのルートは、2タイプを設けています。

 

【周遊】

START地点とFINISH地点が同じ、ループタイプ。START/FINISH地点へは、電車でも車でも行ける場所を選んでいます。充実した景色とグルメを短距離に凝縮します。

【片道】

START地点とFINISH地点が異なる、片道切符タイプ。輪行を前提とし、新たな旅情を探す旅人にお届けしたい。自転車でしか味わえない冒険を追求します。

 

この2タイプで、距離に応じて難易度を分けたルートを展開します。自転車だからこそ楽しめ、美しく感じる旅にしたい。最高峰の旅は、私の原体験を基にしています。ぜひ、あの激情を分かち合いたい。

 

❏ シリーズ紹介

犬山【周遊タイプ】 18km

国宝犬山城を擁する犬山。小山に佇む犬山城を方々から望み、城下町を練り歩きましょう。映えグルメも良し。昔ながらの五平餅を食べるも良し。いつもと違うポタリングが、冒険の扉。

 

しまなみ【周遊タイプ】 24km

自転車の聖地、尾道。しまなみ海道走破はサイクリストの誰もが掲げる目標のひとつでしょう。ここでは、しまなみサイクリングとは離れた尾道周辺の景色やグルメを堪能します。食い倒れ!

 

美濃【片道タイプ】 35km

国宝犬山城から美濃を目指す小旅行。城下町や宿場町を巡り、土着の景色を堪能しましょう。ちょうどいい距離のサイクリング。でもルーティングはラリーらしい。片道タイプの方向性を示す、充実した旅路。

 

長良【片道タイプ】 80km

「山岳信仰の追走」をテーマに描いたサイクリングラリー。自然と自分の対比を通して、自己対峙を繰り返す。白山がもたらした恵をいただきましょう。自転車で走る本気のラリーへ。

 

テストイベントレポです。雰囲気の参考にしてみてください。

 

 

❏ おわりに

いつか自転車でラリーをしたいと考えてきました。試しに自転車で出走したら、驚くほど考えることが多く、そして旅を濃く感じました。新しい旅情を、分かち合いたい。

 

ご応募お待ちしております。

TRIAL RALLY 2024 CALENDAR

❏ 餞別の300km

2017年。滋賀県の素晴らしさをコマ図に綴り始めた。走行時間の正確さを競い、走行技術の向上とバイク文化の発展を狙うTRIAL RALLYを立ち上げた。

2023年。9回の開催を通して、旅情と競技性の向上を実験した。切磋琢磨が巧妙し、時計を心得た参加者に溢れてきた。バイク文化に貢献する開催目的を果たしたであろう。

2024年。みなの研鑽に感謝し、私からの最後の旅を贈ろう。

 

 

 

❏ TRIAL RALLYについて

TRIAL RALLYは、コマ図を用いて走行時間の正確さを競うオンタイムラリーである。スピードを競うスプリントラリーではない。

 

 

❏ TRIAL RALLY 2024

山岳信仰の追走をテーマに、旅を綴った。

人は川に集まり里を作った。山は恵を司る場所とされ、また先祖の還る場所と捉えられてきた。次第に、山は生活への感謝と敬虔な祈祷を捧ぐ崇拝の対象へと変遷した。神仏習合の山岳信仰は、日本文化の原点と言えよう。

成熟した社会に生きる今、先人の原体験を通して、文化を追憶したい。最後は、日本の原点に近づきたいのだ。

 

Rd.10 御嶽

御嶽への畏敬を味わう、憧憬の300km。TRIAL RALLYの原点 琵琶湖を発ち、御嶽へ一心に進む片道切符。

我々の先祖は、山にあやかり生活を営んだ。山を神と畏れ、山で仏に逢うと慕ってきた。先祖は山をどう見たか。山を縫い、川に沿い、町を駆け、歴史を偲びたい。山岳信仰の興りを追いかけよう。

 

開催  :2024年5月26日(日)
地方  :中部地方
構成  :300km,3 STAGES

募集期間:2024年1月~4月
募集台数:30台(招待枠+一般枠)
参加費用:20,000円

参加景品:ドライシャツ
優勝景品:クリスタルトロフィー、チャンピオンゼッケン

 

今回は、コマ図を事前に配信しない。運営で調達し、当日配布をする。最大限の旅情と最大限の競技性を実現しに行こう。

 

 

プロローグ

2023年開催を断念した長良・霊仙。山岳信仰をテーマに再編集し、プロローグとしてお届けしたい。

プロローグはオープン制とする。参加者は、任意に出走可能である。なお、天候被害等による通行止が発生した場合はご容赦いただきたい。

募集期間:2023年10月~2024年5月
参加費用:0円(長良・霊仙セット)

 

長良

大日ヶ岳が生んだ清流 長良川。白山信仰の参道を辿る80km。

長良では、自転車・バイク・自動車のいずれでもラリーを楽しめる設計にした。オンタイムラリーとしても、ツーリングとしても、長良の雄大さに触れるルートだ。旅情と冒険を両立する、TRIAL RALLYの醍醐味をご堪能いただきたい。

なお、一部区間にて幅員狭隘につき、離合不可である。出走にあたっては、以下条件を参照されたい。

 

地方 :岐阜県美濃地方
路面 :全線舗装路
構成 :80km,1 STAGE

自転車:ロードバイク可。輪行袋を携帯し、前後灯火類を装着のこと。
バイク:ロードバイク可。
自動車:スポーツカー可。最低地上高100mm以上・全幅1750mm以下の車両を保有し、狭隘路を走行可能と自認する場合に限る。

 

霊仙

御嶽信仰の拠点 御在所から、Rd.10 御嶽へ紡ぐ90km。

鈴鹿山脈を山岳信仰の視点で辿る。本戦を見据えた難易度だ。御嶽へと続く旅の始まり。

 

期間 :2023年10月~12月、2024年4月~5月(冬期通行止)
地方 :三重県~滋賀県
構成 :90km,1 STAGE
路面 :全線舗装路(一部落石・腐葉土あり)
バイク:ロードバイク可。落石・腐葉土には注意のこと。

 

 

 

❏ おわりに

TRIAL RALLYには、どこにも帰属しない唯一無二のラリーであってほしいと願い、御嶽をロゴに充てた。御嶽は一目で認識できる山容であり、どのアルプスにも属さない。孤高に憧れを抱き、最後に向かうのはここだと決めていた。

 

さあ、見に行こう。御嶽を。

 

琵琶湖でお待ちしております。

 

人生の座標

私たちは、惜別をギャラリーに置いてきた。

あれから、就職や結婚の社会的制約を得て、環境や思想の変化を経た。

 

いま、私たちは人生のどこにいるのか。

 

集合しよう。かつての同志よ。
謳歌しよう。あの頃の自由を。
表現しよう。いまの金字塔を。

 

 

これは、半生の編纂である。

 

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