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TRIAL RALLY 2024 CALENDAR

❏ 餞別の300km

2017年。滋賀県の素晴らしさをコマ図に綴り始めた。走行時間の正確さを競い、走行技術の向上とバイク文化の発展を狙うTRIAL RALLYを立ち上げた。

2023年。9回の開催を通して、旅情と競技性の向上を実験した。切磋琢磨が巧妙し、時計を心得た参加者に溢れてきた。バイク文化に貢献する開催目的を果たしたであろう。

2024年。みなの研鑽に感謝し、私からの最後の旅を贈ろう。

 

 

 

❏ TRIAL RALLYについて

TRIAL RALLYは、コマ図を用いて走行時間の正確さを競うオンタイムラリーである。スピードを競うスプリントラリーではない。

 

 

❏ TRIAL RALLY 2024

山岳信仰の追走をテーマに、旅を綴った。

人は川に集まり里を作った。山は恵を司る場所とされ、また先祖の還る場所と捉えられてきた。次第に、山は生活への感謝と敬虔な祈祷を捧ぐ崇拝の対象へと変遷した。神仏習合の山岳信仰は、日本文化の原点と言えよう。

成熟した社会に生きる今、先人の原体験を通して、文化を追憶したい。最後は、日本の原点に近づきたいのだ。

 

Rd.10 御嶽

御嶽への畏敬を味わう、憧憬の300km。TRIAL RALLYの原点 琵琶湖を発ち、御嶽へ一心に進む片道切符。

我々の先祖は、山にあやかり生活を営んだ。山を神と畏れ、山で仏に逢うと慕ってきた。先祖は山をどう見たか。山を縫い、川に沿い、町を駆け、歴史を偲びたい。山岳信仰の興りを追いかけよう。

 

開催  :2024年5月26日(日)
地方  :中部地方
構成  :300km,3 STAGES

募集期間:2024年1月~4月
募集台数:30台(招待枠+一般枠)
参加費用:20,000円

参加景品:ドライシャツ
優勝景品:クリスタルトロフィー、チャンピオンゼッケン

 

今回は、コマ図を事前に配信しない。運営で調達し、当日配布をする。最大限の旅情と最大限の競技性を実現しに行こう。

 

 

プロローグ

2023年開催を断念した長良・霊仙。山岳信仰をテーマに再編集し、プロローグとしてお届けしたい。

プロローグはオープン制とする。参加者は、任意に出走可能である。なお、天候被害等による通行止が発生した場合はご容赦いただきたい。

募集期間:2023年10月~2024年5月
参加費用:0円(長良・霊仙セット)

 

長良

大日ヶ岳が生んだ清流 長良川。白山信仰の参道を辿る80km。

長良では、自転車・バイク・自動車のいずれでもラリーを楽しめる設計にした。オンタイムラリーとしても、ツーリングとしても、長良の雄大さに触れるルートだ。旅情と冒険を両立する、TRIAL RALLYの醍醐味をご堪能いただきたい。

なお、一部区間にて幅員狭隘につき、離合不可である。出走にあたっては、以下条件を参照されたい。

 

地方 :岐阜県美濃地方
路面 :全線舗装路
構成 :80km,1 STAGE

自転車:ロードバイク可。輪行袋を携帯し、前後灯火類を装着のこと。
バイク:ロードバイク可。
自動車:スポーツカー可。最低地上高100mm以上・全幅1750mm以下の車両を保有し、狭隘路を走行可能と自認する場合に限る。

 

霊仙

御嶽信仰の拠点 御在所から、Rd.10 御嶽へ紡ぐ90km。

鈴鹿山脈を山岳信仰の視点で辿る。本戦を見据えた難易度だ。御嶽へと続く旅の始まり。

 

期間 :2023年10月~12月、2024年4月~5月(冬期通行止)
地方 :三重県~滋賀県
構成 :90km,1 STAGE
路面 :全線舗装路(一部落石・腐葉土あり)
バイク:ロードバイク可。落石・腐葉土には注意のこと。

 

 

 

❏ おわりに

TRIAL RALLYには、どこにも帰属しない唯一無二のラリーであってほしいと願い、御嶽をロゴに充てた。御嶽は一目で認識できる山容であり、どのアルプスにも属さない。孤高に憧れを抱き、最後に向かうのはここだと決めていた。

 

さあ、見に行こう。御嶽を。

 

琵琶湖でお待ちしております。