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青春19きっぷ in 九州

はいどうもこんばんは、けーごです。



先週3月17日-19日に18きっぷで九州の湯布院へ行ってきました。

 

18きっぷは5年ぶりぐらいでしょうか。九州へは初めてです。今少し計算したら総移動距離1700kmですって。北陸線・千歳線経由で姫路から旭川ぐらいですかね。
それはともかく。今回は書くことが多いので気長にお付き合いのほどお願いします。




さて、今回の目的は由布岳を背景にゆふいんの森とななつ星を撮ることです。



1日目は草津から博多へ移動。
博多で少し電車を撮り、繁華街の天神で天丼を食べて駅前のネカフェに泊まる日程です。



3時に起きて4時10分ぐらいに家を出て、最寄り駅へ。5時前の始発に乗って、姫路、岡山、糸崎(三原の手前)と乗り換えます。
さすがにこんなに朝早いのは久しぶりなので電車ではたびたび寝ていました。
ぼくは乗り物に乗っているときに下を向くと酔ってしまうので、移動中は本は読めず、ずっと車窓を眺めるか寝るかしかありません。

 

明石海峡大橋を見、瀬野八を過ぎ、お昼には広島に着きました。
広島から一気に乗客が増え、大阪近辺以来の混みように。宮島口でごっそりと下りたのでびっくりしました。いくら大学生と高校卒業生が春休み中とは言えど、平日昼でここまで混むとは思いませんでした。
宮島口を過ぎるとまもなく岩国へ。車内にある路線図を見ると岩国駅は山口県ですが広島シティネットワークというのに含まれているのには笑いました。名古屋から見た岐阜駅みたいなものですかね。

 

今まで乗り換え時間が長くても10分ぐらいでしたが、岩国駅では45分時間があるのでここらでお昼休憩です。結局駅そばになりましたけどね(苦笑)



初めて末期色を見ましたが、本当に黄色ですね。
ぼくのリュックとよく色が似ていました。



岩国からは下関行に乗ります。山口県横断に3時間かけます。ひぇー。

 

徳山あたりまでは海沿いを走るのでいい景色が望めました。



山陽本線 由宇 - 神代



青春19きっぷ
山陽本線 神代 - 大畠



夏だったら窓開けてみたいなあ。

 

うたた寝を繰り返しているうちに、徳山、新山口、厚狭と新幹線接続駅を過ぎ、いよいよ下関へ。

 

ホームに出るとなかなかの古さを感じました。

 

雰囲気がありますね。



関門トンネルは思ったよりも短く、あっという間の九州入りでした。 Hello, Kyushu.
当の本人は はるばる来たぜ九州いえええええい!! と内心興奮気味でしたがね。
12時間かけて来たのですからね。そりゃ思うものはありますよ。

 

小倉に着くともう周りは動画やゲームでしか見ることがなかった車両ばかり。
813系に乗りましたが、車内も独特ですね。
西小倉やスペースワールドなど想像と少し違う駅を過ぎながら1時間ぐらいぼーっとしていると博多へ。14時間かけていよいよ着きました。
博多ではせっかくなので特急を撮ります。



かっこいいなあ




さて、博多駅を後にし、天丼を食べるため天神へ。
改札を出て地図を見、念のため営業時間を見ると20時まで。現在19時57分。ああああ...
やはりお店に着いたら閉まっていたので、福岡出身の友人に他のおすすめを聞いたところ、やはり博多ラーメンになりました。
おすすめがその場所から少し離れたところにあるらしく、そこまで歩いてみると、ない。
あるはずのビルがない。写真を送って友人に確認してもらったところ、やはりなかった。

 

なかった。

 

再度調べてみると、どうやら移転したようです。 なんじゃーい。
で、移転先が予定していた天丼のとこと目と鼻の先。 ズコー。
歩かねばと思ったときに外国人に道を聞かれましたが、初めての博多なのでわかるはずもなく断りました。
まさか Oh, sorry. I'm a stranger. と初めて出先でしゃべった英語が中学で習ったものだとは思いませんでしたね。

 

天神ではいろんな勧誘のにーちゃんが歩道にあふれていて、信号待ちのときに勧誘に四方を囲まれたので、将棋で言えば王手かけられてからオーバーキルされてるし、囲碁で言えばぼくの存在消えてるし、オセロで言えばぼくも勧誘に参加してるな とかどうでもいいことを考えていたら着きました。

 

博多ラーメンは想像以上にこってりで、ぼくの胃には負担がでかすぎました...
ぐへぇぐへぇ言いながら博多駅に戻り、翌朝の分までの飲食物とお土産を買いました。
友人が博多駅の屋上を勧めたので行ってみましたが、鉄道神社ってあるんですね。

 

23時に都会の駅の屋上に1人でいることを完全に忘れる程度にはぼーっとしました。



それから下りて駅を後にし、初めてネットカフェで夜を過ごしました。ここで寝たら負けでしたので意地でも起きていましたが、意味のない徹夜はひたすらにしんどいですね。
 
 
2日目は、博多から久留米経由で由布院へ向かう日程です。
吉塚や由布岳バックで撮影など撮るのがメインの日です。



博多駅前のネットカフェで時間を潰している最中、本番の天気はどうなってるか調べてみると、由布院は曇り時々雨。
出発する1週間前に見たときは完全に雨予報だったので半ば諦め気味。
自分のことを少しは晴れ男だと思っているので青空が顔を出すことを少し期待します。



5時になったので精算し博多駅へ。
待合室で少し暖を取り、予定よりは少し早くお隣の吉塚駅へお邪魔。
ソニックが個人的にお気に入りなので、2時間ほど朝食も兼ねてソニックを待ちます。
とは言っても時刻は5時50分。ソニックはまだ来ません。

 

なので、改札前のコンビニへ寄ってみると、九州にしかないお菓子 マンハッタン を発見。
マンハッタンは、ドーナツっぽいですが生地が少し違います。形はねじって楕円にしたもので、チョコレートがかかっています。おいしいです。
福岡出身の友人に以前買ってきてもらったので、せっかく来たからにはあったりしないかな~ あ、ほんとにあった という感じでした。
これが朝食の一部になってしまうのはなんだか悲しい気もしないわけでもないですがいいんです。食べたかったんで、いいんです。




特急 ソニック1号
後撃ちはいつも通りズーム流しの練習。いいでしょう。



特急 ソニック3号
少し明るくなったのでダメ元で。



特急 ソニック4号
朝夜は吉塚にも止まるのでのんびりと撮れました。



さて、8時も過ぎて通勤ラッシュが少し落ち着き始めてくる頃に予定の電車はやってきます。
博多駅で人がいなくなってまた人が乗ってくるまでの間、ホームには溢れんばかりの人混みがある一方で車内には数人しかいないのを見ると面白いです。

 

目を覚ました鳥栖の車窓は雨でした。東西を見ても雨雲で覆い尽くされていて今日は望み薄な感じがします。



そして久留米から乗るは久大本線。今回の旅行初の気動車です。
菜の花が沿線にたくさん咲いているのが印象的でした。春を少しずつ目で実感していますね。

 

ぼくが乗ったのは日田行(1017着)。由布院へ行くには日田で当然乗り換えをするわけですが。
日田駅の時刻表がなかなかに酷なことで。



08時台 0817 普通 豊後森
09時台 0908 特急 ゆふ1号 別府
10時台 1041 特急 ゆふいんの森1号 由布院
11時台 1141 特急 ゆふいんの森3号 別府
12時台 1235 普通 大分



今回の目的はゆふいんの森とななつ星を撮ることなので、これではゆふいんの森が撮れません。
というわけで。

 

乗ってきました。



初めて手にしたプラレールがゆふいんの森ですから、ある意味で自分の原点に触れていることには感慨深いものがあります。
車窓や乗り心地は去ることながら、さすがは観光特急のサービスでした。
日田から由布院まで特急券込みで2400円弱しているのでこの1時間だけで18きっぷ1回分使ってしまったわけですが、十二分に満足しました。



由布院に着くと、大勢の観光客でエントランスは混み合っていました。
なんでもない平日だと言うのに特急も満員で駅も満員ででびっくりしました。

 

駅を後にし、由布岳バックの撮影場所へ向けて歩きます。見晴らしがよくなったところで由布岳を見ると、山の頭はもちろん、お腹ですら怪しいぐらい雲がかかっていました。
雨が降っていないだけいいですね。



撮影場所に着いてからはななつ星までの4時間を本を読んだり散歩したりしながら待ちます。

 

特急 ゆふいんの森3号



特急 ゆふ3号



普通 大分行



ななつ星in九州



雨予報はなんだったのかというぐらい雲もなくなり日差しもよくなっていって本番に期待を持たせる雰囲気でしたが、本番5分前ぐらいから縦長の雲がかかってしまったのでななつ星は日が当たりませんでした。
ゆふのときは通過2秒前に日が当たりだしたのですがね。うまくはいかないものです。



撮り終わったので宿のユースホステルへ向かうべく歩きます。
歩いている間にななつ星が由布院にまた来るかなと思っていましたが、いざ駅に着くとゆふいんの森5号が着いたところで駅前はごった返し。
たまたまでしたが、ぼくが乗ったときの隣の方にも会いました。



ぼくは宿では夕食を予約していなかったので、街でなにか食べようかとふらついていると、足湯が。
20分ぐらい時間があったのでずーっと浸かっていました。もっと時間があれば本読みたかったですね。
で、晩ご飯を探しているとそば屋発見。 人、いる?
お、親子丼のお店だって。 本日の営業時間は終了しました? 18時で?
お、別の親子丼だって。 あら、本日臨時休業?
あ、ほっともっとがある。 え、ここから先飲食店ないの?

 

こうなってはどうしようもないのでほっともっとでカツ丼弁当を買って宿まで歩きます。
さすがになにかはあるだろ~と思っていましたが、ほっともっとのお世話になることは考えもしませんでしたね。




勾配10%はある坂をカメラ等積んだかばんを背負ってずっと上るので宿に着く頃には息が上がる上がる。
安かった学生のコースは相部屋なのでどういう人かわかりませんでしたが、仙台からいらした乗り鉄のおじいちゃんでした。指宿、長崎と泊まって帰る予定なんだそうです。ひょー。




翌朝も始発なので3時起きねばならず21時には寝たいところ。19時にチェックインしたので割とばたばたです。
お弁当を食べて、湯布院の温泉を独り占めし、さーてあとはお水飲んで寝るか~ と、フリードリンクとして提供された湯布院の湧き水を飲みに食堂へ行くと、なにやら男女4人組が。お、外国人もいるじゃん。

 

と、ここで。外国人男性2人組だったんですけど、18きっぷで旅をしているらしくて、片方が18きっぷをなくして帰れないとのこと。ぼくは明日使うと2回分余るので、その分をお金を払って相手方のもう片方の18きっぷ(1回分余り)と交換することに。
旅を共にしている18きっぷを手放すのは惜しいですが、交換したものもこれはこれでいい思い出になるのでよかったと思います。こうして記事を書いている今もちゃんとありますよ。

 

外国人ペアを除くとみんな一人旅でここに泊まり、ぼくを含めまさかの関西圏に住んでいることがわかったりとびっくりでした。他にも変顔の写真や1人の女性の活動の話などで思いの外盛り上がり、お開きが22:40。わお、ちょっとやばいぞ。

 

思い出の場所



長かった。書くのも長かった。
 
では、また☆