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カタログモノマネシリーズ BAJA編

こんばんは。けーごです。

 

先月、XLR250Rのシリンダーヘッドのガスケットを破損させてしまい、XLRを実家に預けました。預けている間、父のXR BAJAを借りているので、カタログのオマージュをしました。XR BAJAは、メキシコのバハ・カリフォルニア半島を縦断するラリー、BAJA1000のレプリカです。メキシコに由来するバイクなので、カタログもメキシコで撮影されています。メキシコまで持ち込めないので、滋賀で再現しました。XLRほど出来がよくありませんので、ご愛嬌。(XLR編はこちら)



1995年2月20日発売 XR BAJA-3S MD30 滋賀県草津市
初期型です。XLR BAJAのフルモデルチェンジです。大径ヘッドライトがフレームマウントになりました。セル、負圧キャブ、ドライサンプ、軽量ピストン、一軸バランサー、足回りの変更など、XRはXLRと全く異なる設計でした。1996年の年次改良では、タンク容量が増え、シート高が下がり、ダンパの減衰特性が変わりました。
カタログは、夕陽に照らされたサボテンを背景に撮影されていました。滋賀でサボテンの生えているところを知らないので、滋賀を代表するメタセコイア並木で撮影しました。



1998年3月6日発売 XR BAJA-3V MD30 滋賀県大津市
マイナーチェンジされました。スイングアームが伸び、軸距が大きくなりました。初期型は極端に軸距とトレール量を小さく設計されていました。トレール量を小さくしたまま軸距を大きくされているので、扱いやすい曲がりやすさだと思います。
カタログは、青空の下をカメラに向かって疾走する様を撮影されていました。シャッタースピードを遅めにして疾走感を演出しています。一人で撮影できないので、友人に手伝ってもらいました。カメラも走行し、バイクも走行して撮影すると危ないので、疾走感を手ブレで再現してもらいました。工夫を察してください。



2000年2月4日発売 XR BAJA-3Y MD30 滋賀県大津市・草津市
マイナーチェンジされました。キャスター角が変わり、トレール量が増えました。より扱いやすい曲がりやすさだと思います。結局、XLRに似た軸距・トレール量です。また、排ガス規制に適合するため、二次空気導入装置を設置しています。排気を燃焼室に再度入れ、排気の未燃焼炭化水素を燃やす仕組みです。以降の車両の変更は2003年のカラー変更のみです。2003年のカタログは見つかりませんでした。
カタログは、2枚表紙を見つけたので、2枚撮りました。カタログ1枚目は、メキシコの国道1号0kmポスト前で撮影されていました。バハ・カリフォルニア半島を駆け抜けるイメージがBAJAなので、滋賀の山地を駆け抜けるイメージに、国道422号を選びました。国道1号のおにぎり前では轢かれるので、妥協しました。カタログ2枚目は、太平洋に面した砂浜で夕方に撮影されていました。琵琶湖であっさり再現できました。



場所を決めれば快晴の日に揃えられるので、撮影は順調でした。妥協したとは言え、いい思い出になりました。次の目標は、XLRのオマージュを滋賀県内で完結です。カタログ風の撮影もしてみたいです。

 

父のBAJAは初期型なので、軸距もトレール量もXLRとは全く異なります。1300kmも乗ると慣れますが、全く異なる挙動に戸惑いました。出力云々よりもディメンションの設計ははるかに大切ですね。いい経験になりました。

 

では。